ニュース キーラン・カルキン『ハンガー・ゲーム』前日譚でシーザー・フリッカーマン役に決定

キーラン・カルキン『ハンガー・ゲーム』前日譚でシーザー・フリッカーマン役に決定

著者 : Alexander Oct 31,2025

『サクセッション』で活躍したキエラン・カルキンが、ライオンズゲート社の次回作となる映画『ハンガー・ゲーム:裏切りの刻/The Hunger Games: Sunrise on the Reaping』において、若き日のシーザー・フリッカーマン役に正式にキャスティングされたことが発表され、数ヶ月にわたって業界内で囁かれていた憶測がついに現実となった。

ライオンズゲート、キャスティング決定を正式発表

ライオンズゲート社は本日、X(旧Twitter)を通じて正式に発表を行い、カルキンが来年公開が待ち望まれる前日譚で、パネムの派手なゲームショーの司会者を演じることを明らかにした。この噂が今年初めに流れて以来、ファン間では候補となるキャスティング案について議論が交わされてきた。今回の正式な発表を受け、注目はスザンヌ・コリンズの最新作をライオンズゲートがいかに忠実に映像化できるかに移っている。

『ハンガー・ゲーム』タイムラインの繋がり

これはフランチャイズとしては2作目となる前日譚の映画化作品であり、2023年公開の『ハンガー・ゲーム:ドライブ・マイ・カー/The Ballad of Songbirds and Snakes』と、2010年代にジェニファー・ローレンス主演で展開されたオリジナル『ハンガー・ゲーム』シリーズの間の時代が舞台となる。カルキンは、オリジナル映画シリーズでスタンリー・トゥッチが見事に演じた役を引き継ぎ、この象徴的なキャラクターの若き日を再解釈するという魅力的な機会を提示することになる。

カルキンがこの役に最適な理由

ライオンズゲート・モーションピクチャー・グループ共同社長のエリン・ウェスターマンは、「キエランの人を惹きつけるスクリーン上の存在感と自然な魅力は、パネムの最も衝撃的なエンターテインメントを司る、魅力的でありながらもどこか不穏な司会者、シーザー・フリッカーマンを完璧に体現しています。スタンリー・トゥッチが忘れがたい演技を作り上げましたが、キエランは全く新しい解釈をもたらすでしょう」と述べた。

カルキンは、特に『サクセッション』のロマン・ロイ役や、『ア・リアル・ペイン/A Real Pain』(2024)でのBAFTA、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞を受賞した演技など、批評家から称賛されたパフォーマンスを通じて、その優れた演技の幅広さを証明している。同俳優は、『ホーム・アローン』(1990)や『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』(1991)といった名作における子役時代から、現在のハリウッドで最も引く手あまたのパフォーマーの一人となるまで、数十年にわたる経験を積んでいる。その鋭いウィットは、パネムで最も有名なテレビ司会者を演じるにあたって着想に満ちた選択と言える。

豪華キャストと公開日

2026年11月20日に『ハンガー・ゲーム:裏切りの刻/The Hunger Games: Sunrise on the Reaping』が劇場公開されるので、カレンダーに印をつけておこう。スターが集結したキャストには、スノー大統領役でラルフ・ファインズ、エフィー・トリケット役でエル・ファニング、プラトーク・ヘブンスビー役でジェシー・プレモンス、ヘイミッチ・アバナシー役でジョセフ・ザダがそれぞれ続投・出演し、その他にも著名なタレントが名を連ねる。