ニュース CoD Black Ops 7 アンチチート機能、TPM 2.0とセキュアブートを要求

CoD Black Ops 7 アンチチート機能、TPM 2.0とセキュアブートを要求

著者 : Christian Oct 04,2025

コール オブ デューティ:ブラックオプス7 チート対策システムでTPM 2.0とセキュアブートが必須に

『コール オブ デューティ:ブラックオプス7』では、チート対策の一環としてTPM 2.0とセキュアブートの要件が強化されます。アクティビジョンのチート対策戦略と、レガシーPCハードウェアへの影響について解説します。

CoDブラックオプス7開発陣、次世代セキュリティ対策を準備

TPM 2.0とセキュアブートが必須条件に

ブラックオプス7セキュリティ要件の解説

アクティビジョンは、『コール オブ デューティ:ブラックオプス7』においてTPM 2.0(Trusted Platform Module)とセキュアブート技術の導入を必須とすることを確認しました。この発表は8月6日、同社のチート対策部門「チーム・リコシェ」によってコール オブ デューティ公式サイトを通じて行われました。

アクティビジョンのサポート文書によれば、TPM 2.0は「Windows PC向けのハードウェアベースセキュリティ機能」を提供し、セキュアブートは「システム起動時に検証済みソフトウェアのみを読み込む」ことを保証します。

業界全体に広がるチート対策セキュリティ基準

これらのセキュリティプロトコルは、『バトルフィールド6』や『ヴァロラント』など他の競技型FPSで採用されているものと同様で、エイムボットや壁透過チートなどの不正行為を防止するように設計されています。この施策は『コール オブ デューティ:ブラックオプス6』シーズン05および『ウォーゾーン』のアップデートと連動した段階的導入戦略の一環です。

チーム・リコシェは「現行作品では当面必須としないが、ブラックオプス7では必須要件となる」と明確化し、「これらのハードウェアレベルの保護機能は当社のチート対策戦略の根幹をなすものであり、全てのプレイヤーに事前導入を推奨する」と強調しました。設定ガイドはアクティビジョンのプレイヤーサポートリソースで公開されています。

レガシーハードウェアの互換性懸念

ブラックオプス7システム要件の影響範囲

ブラックオプス7向けに本格導入されると、これらのセキュリティ対策により旧世代PC構成が除外されます。最小要件として第8世代インテルプロセッサーまたはAMD Ryzen 2000シリーズ(Zen+)以降が指定されているのは、これらのプラットフォームが必須セキュリティ機能をサポートしているためです。

パフォーマンスに関する懸念に対し、アクティビジョンは「これらのセキュリティ機能はシステムおよびゲームの初期化時のみ作動し、実際のゲームプレイ中は休眠状態となる」と説明しています。

セキュリティ要件に対するコミュニティの反応

ゲーマーコミュニティでは、特に『バトルフィールド6』のオープンベータで同様の実装が好評であったこともあり、これらの要件に対して一定の理解が示されています。

『コール オブ デューティ:ブラックオプス7』はPlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC向けにリリース予定です。最新情報は引き続き当メディアでお伝えします。