ニュース マリオ役のマルティネ、誠実さ守るため即興を制限

マリオ役のマルティネ、誠実さ守るため即興を制限

著者 : Scarlett Oct 26,2025

マリオの象徴的な声優として約30年を経て、チャールズ・マーティネは、コンベンションでの登壇をきっかけにSNS上で広まった憶測を受け、ファンとの交流における自身のキャラクター演技の方針を明らかにした。

任天堂の公式「マリオアンバサダー」として認められているマーティネは、ファンとの出会いにおいて熱心にマリオの声を演じることで有名であり続けている。ユーチューバーのリッキー・バーウィックが、マーティネに何らかの制限が課されたのではないかと示唆した後、懸念が広がった——声優本人が説明を行うまでその状況は続いた。

この論争は、マーティネが2025年のフェニックス・ファン・フュージョンに登場した後に始まった。数百万人のSNSフォロワーを抱えるバーウィックは、マーティネがイベント中に「彼の象徴的なキャラクターの声を一切演じることができなかった」と主張し、この状況を失望と呼んだ。

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この出来事が注目を集めたのと同時に、マーティネの元同僚であるサマンサ・ケリーがピーチ姫とキノピオの声優を降板した——その変更をマリオカート ワールドの発売日に知らされた——というニュースが報じられた。

任天堂は2022年にマーティネを公式の声優活動から引退させたが、宮本茂氏が登場する特別な送別ビデオで彼を称え、マリオアンバサダーに任命した。マーティネは、当初はアンバサダーとしての自身の役割に確信が持てなかったものの、精力的にコンベンションのスケジュールをこなしている。

チャールズ・マーティネ。写真提供:Isaiah Trickey/FilmMagic。

バーウィックへの返答で、マーティネは自身の現在の方針は、キャラクターの声を完全に拒否するのではなく、即興の台詞を避けることに重点を置いていると説明した。

「私は間違いなく、すべてのファンのために声を出しています」とマーティネは明確にした。「単に新しいマリオの台詞を作らないだけなのです」

マーティネは、これはキャラクターの完全性を守りたいという自身の個人的なこだわりを反映していると強調し、次のように語った。「それは私自身の選択です——キャラクターの真正性を維持しているのです。ですが、どんなコンベンションで私に会っても、必ずマリオの声を聞くことになりますよ!#わーい」

現在、任天堂のゲームにおけるマリオの声はケvin・アフガニが担当しており、今後公開されるスーパーマリオブラザーズ映画の続編ではクリス・プラットがその役を引き継いでいる。